9年間書き溜めてきたアドリブ耳コピ譜面を振り返ってみました。
コードとアーティキュレーションは欠かさずに
耳コピ譜を書く際、最も大切だと思うのは
「コード」と「アーティキュレーション」を書き込むこと
です。
何のために耳コピしているかというと、
- フレーズを集めるため
- 憧れのジャズレジェンドたちのニュアンス・演奏法・歌い方を身につけるため
だからです。
- フレーズとコードを結びつけて覚える
- コード進行をアナライズして、どんなときに使えるフレーズなのか分類しておき、脳内にストックする
- 憧れのジャズレジェンドと同じ「フレーズの使い方」をする
という目的のためには、コードと、アーティキュレーションを書き込む必要があります。
また、並行してコード進行のアナライズ(ツーファイブ進行にカギマーク、セブンス・コードが解決するところに矢印マーク)を勉強し、実践できるようにしておくことも、耳コピを最大限アドリブに活かすためには必須となってきます。
なんだか難しそうに思えるかもしれませんが、やってみると夢中になれて楽しい作業でもあります。
曲名・アルバム名・プレイヤー名も書き込む
耳コピ譜面に、アルバム名とプレイヤー名を書き込むことも意外と重要です。
あとで見たときに「どの音源からとったものか分からない」という状態になってはもったいないからです。
曲名、19〇〇年ライブ盤の、トランペットの〇〇のソロ
というように書き込んで、音源と一緒に耳コピ譜を確認できるようにしておきます。
私の耳コピルーティン
耳コピする(コードも必ず書く)
↓
音源を何度も聴いて、アーティキュレーションを確認し、書き込む
↓
アーティキュレーションもその通り演奏できるよう、歌い方も全てコピーし、練習する
↓
お気に入りのフレーズを、コード進行と照らし合わせて、何の種類のフレーズなのか分類する
(メジャーセブンス・コード上で演奏されているから、メジャーセブンス・フレーズだ!というように)
↓
覚えたフレーズは、実際の曲中で早速演奏してみる
コピーしたジャズレジェンドが「どんなコード進行解釈をして、このフレーズを選んだのか」を元に、自分も同じフレーズの使い方を心がける
↓
自分の演奏を録音して聴いてみる
アーティキュレーションなどが何か違う・・と感じたら、音源を聴き直し、研究する
耳コピは、ワンコーラス全て/好きなフレーズのみ、どのようにコピーしてもOKです。
ですが、コードを書いてフレーズを分類し、アーティキュレーションや歌い方までコピーすることが重要です。