ジャズアドリブ演奏コラム

70〜80年代ソウルミュージックを演奏しました Family

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渋谷菜々子-family

私たちのバンドは「演ってみたかった曲を全て演奏する」というコンセプトで活動しています。
この曲は私の念願だった曲で、ついに演奏できました。

ライブで初お披露目でした

初見演奏をしたときの映像がこちらです。

ライブではピアノが加わり、原曲でバンプソロになっているところを、メロディラインのコード進行でのソロに変更しました。

コード進行はツーファイブ進行が多いのですが、1行ごとにキーが変わってゆくので、アドリブするのは結構大変でした。

なるべく全てのコードで「美味しいフレーズ」かつ「流れで思いついたもの」を選べるよう、準備してゆきました。

アドリブ練習の流れは、

とりあえず持ちネタで、どこまでできるかやってみる

美味しくできなかったところ、ネタが切れやすいところ、をあぶり出す

あぶり出したポイントでの、フレージングを試行錯誤する

もう1度通してみる

ライブ前は「一発だけ演奏できる・やり直し禁止」のアドリブ練習チャレンジ

という練習を行ないました。

この練習法はどの曲でも効果が高いので、かなり気に入っています。

ミュージシャン一家

今回の曲、Family は
Jazz Flute の大御所 Hubert Laws が
妹の Debra Laws とレコーディングしたオリジナル作品です。

famiy-hubertlaws

Family を初めて聴いたとき、衝撃を受けて、それ以来頭から離れなくなりました。
この曲を演奏しなければならない、と謎の使命感に駆られるほどでした。

曲のキャッチーさ・美しさ・グルーブ・ソウルフルな歌声・Flute らしい歌い方にすっかり魅了され、さらに Hubert Laws への憧れが増してゆきます。

チックコリア、アールクルー

「 Family 」のアルバムは、1980年にリリースされました。
Chick Corea、Earl Klugh、Bobby Lyle、David T. Walker という豪華メンバーでレコーディングされています。

「レコード・CD 共に、当時は手に入りにくかった」という話が有名です。

タイトル曲以外も、全曲最高のアルバムで、
まず1曲目の「ラベル ボレロ」で確実に涙が出ます。

Hubert Laws 研究は未だ始まったばかり

他にも演奏してみたい Laws Family でのレコーディングがたくさんあるので、引き続き取り組んでゆきたいです。

Family も今回は初回ということで、荒削りでしたが、最初のルバート部分含め、さらにグルーブよくできたら良いなと思います。

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