渡辺貞夫さんの My Dear Life が大好きなので、ライブで演奏しました。
こんなに美しいメロディラインはない
ここまでシンプルで力強く、曲のタイトル通り、
人に人生を思い起こさせる曲はどこを探してもないなと思います。
美しいメロディに美しいコード進行、聴くたびに必ずウルウルしてしまいます。
貞夫さんのインストオンリーのバージョンも、ボーカルのバージョンも、どちらも最高ですよね。
大大大好きな曲です。
歌うために、聴こえたものだけ演奏する
自分の力量や人生経験では、まだまだこの曲を演奏してはいけないような気持ちではありますが、最大限の敬意を払って演奏させていただこうといつも想っています。
アドリブは、貞夫さんの音源を聴くと、どのプレイヤーも
- 綺麗に歌われたコードトーン
- Dメジャー・ペンタトニック・フレーズ/Dマイナー・ペンタトニック・フレーズが絶妙なバランスでミックスされている
- ドミナントセブンス・フレーズを良い塩梅で演奏している
という分析ができました。
こういう曲でいつも難しいなと思うのが、フレーズフレーズになってしまうと「曲の持つ切なさ」が壊されてしまうため、「歌う」ことが重視される点です。
貞夫さんの My Dear Life の音源は、皆さんの美しい歌うようなアドリブにもグワーッと心を動かされます。
どのプレイヤーもペンタトニック・フレーズで朗々と、かつパキッと爽やかに歌い上げていたので、私もそのアプローチを志し、歌うように演奏できるよう、練習してゆきました。
ライブでは、なるべく「今、脳内に響いた、聴こえてきたフレーズのみを演奏する」ということをイチバンに心がけて演奏しました。
初めて演奏したとき、色々思い出しジーンとしました
こちらは初めて演奏したときのライブ映像です。
学生時代からずっと演奏したかった曲なので、
「まさに自分の人生を形成してくれた好きな仲間たちと、やっとこの曲を演奏できたのだ」
という思いに、ジーンとなりました。
ギターの内田くんとピアノの諸見里くんの演奏の素晴らしさも相まって、良い雰囲気が出たのではないかと思っています。
この曲を演奏するのに相応しい人間になれるまで、これからも演奏し続けたいです。