オリジナル曲をライブで初披露しました。
Aマイナー・キーの曲です。
各々のAマイナー・キーのソロのアプローチも聴きどころです♪
オリジナル曲を作るときの構想
1番初めにインスピレーションを受けたのは、2年前に見つけたこの映像でした。
「ブラジルの街角で短パンで演奏しているような、ショーロのような曲を作りたい」
というのがそこから浮かんで、作曲に取り掛かりました。
オリジナルを作る際の、私の理想
- 民族的な音楽によくある、2部構成の曲にしたい
- なおかつジャズの聴きやすさを残したい
- マイナー・キーにしたい
- テーマに入るときに雰囲気を変えたい
- 物悲しい感じにしたい
このイメージで制作を進めて、
出来上がった譜面をギターの内田くんに演奏してもらった際、
イメージを伝える前から上記の雰囲気で演奏してくれたので、
理想通りのメロディとコードラインにできていたのかも、と嬉しくなりました。
普段から2人とも同じような種類の音楽が好きで、
今回のような音楽観を日常的に共有していたのが良かったのかもしれません。
そこからは、「こっちの方がより民族的じゃないか」など相談しながらコード進行を変えていって、ギターでのリズムのアレンジをつけてくれて・・完成しました。
今回のオリジナル曲の作曲手順
今回の曲は、最初にメロディが頭に浮かんで、そこからコードをつけていって、続きはメロディとコードを同時に考えながら作りました。
オリジナルの良いところは、
- 自分が気持ち良いと思える音の流れを入れられるところ
- アドリブするときに「自分が好きなコード進行」を組み込めるところ
だと思います。
私は Bm7♭ E7 のマイナーツーファイブ進行が好きですし、Am というコード自体はそこまで好きではないけれど、悲しさの響き的には好きで、
メロディもフルートの美味しい音だけを通れるように作りました。
Em7♭5 A7 のマイナー・ツーファイブ進行は特に好きなので、ダイアトニック・コードである Ⅳm への進行として組み込み、曲の雰囲気がそこでまた少し変わるのがお気に入りポイントです。
Em7♭5 A7 のマイナー・ツーファイブ進行で A7 コンディミ・スケール・パターンなど美味しく歌えそうだなあ、という算段が作曲時で組み込みました。
ピアノ、ギターお二人のソロの演奏も大変美しく、勉強になることがたくさんありました。
オリジナル曲はこれからどんどん作ってゆきたいです。