ジャズアドリブ演奏コラム

ブルージーなソウルを演奏しました No More

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Hubert Laws がレコーディングしている No More をライブで演奏しました。
セッション要素が強いアレンジで気に入っています。

ソウルシンガーによるコーラス

原曲には、ソウルフルな女性シンガーのコーラスが入っています。
「あの頃」の最高な雰囲気です。
この曲も1音聴いて「絶対にライブで演奏したい」と一目惚れしてしまった曲です。

nomore-hubertlaws

ライブでは、こちらの原曲にあるコーラスをフルートで入れてみました。
オープン X Time のギターソロ 裏です。

内田くんのギターソロがブルージーで最高です。

ブルースの機能を持つ Ⅰ7 と Ⅳ7 の繰り返し

ライブでのソロは、ソウルシンガーのフレーズラインを意識してアドリブしました。

B♭7 | B♭7 | E♭7 | E♭7

というコード進行の繰り返し、
つまりブルースの機能を持つ Ⅰ7 と Ⅳ7 の繰り返し、というシンプルな進行です。

B♭7=Ⅰ7 では、
曲のキーに合わせて「B♭メジャー・ペンタトニック・フレーズ/B♭マイナー・ペンタトニック・フレーズ」を用いて演奏しました。

E♭7= Ⅳ7 では、
曲のキーに合わせて「B♭マイナー・ペンタトニック・フレーズ」そして、コードに合わせて「E♭メジャー・ペンタトニック・フレーズ」を演奏しました。

この演奏法は、ブルースの王道の歌い方です。
ソウルシンガーのフレーズラインを耳コピすると、やはりそのように歌っていたので、お気に入りのペンタトニック・フレーズで実践してみました。

ジョン・ヘンドリックス version

この曲、ちょっとテンポが違うバージョンも存在します。

nomore-slow

そして、ジョン・ヘンドリックスによるバージョンも見つけました。

nomore-hendricks

JASRAC で調べると、作曲者は Hubert Laws で、ジョンヘンドリックスのみがカバーしているようでした。結構コアな曲だったんですね。

ジョンヘンドリックスは、全く別の曲を調べていたときに、アルバムをパラパラめくっていたら No More を歌っているのを偶然発見したんです。すごく格好良い演奏だったので、出会えて良かったです。

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