ジャズアドリブ演奏コラム

クルセイダーズのストリートライフを演奏しました | JTS CX-500F

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
streetlife

新しいフルート用のコンデンサーピンマイクを導入し、
クルセイダーズのストリートライフを演奏しました。

ご本人によるアコースティックバージョン

有名すぎる曲は、本家が1番に決まっているので演奏するのを躊躇してしまうのですが・・

ランディクロフォードとジョーサンプル
ご本人たちによるアコースティックバージョン

を発見したので、それを参考に頑張って研究してみました。

streetlife-acoustic

ランディクロフォードのメロディのタイム感が私には非常に難しく、録音を終えたあと「あ、ご本人はあそこでリズムとってたのかもな。」と気付くことがありました。

オリジナルのクルセイダーズバージョンと、タランティーノ映画のサウンドトラックバージョンと、今回のアコースティックバージョンでの歌い回しを聴き比べましたが、メロディのリズムの自由度が高く、とても楽しい曲だと感じました。

とにかく長い間ずっと憧れていた曲でしたが、やっと演奏に取り組むことができ、嬉しかったです。

アドリブソロ

この曲は Fマイナー・キーで、Fm と Cm と B♭m がたくさん出てきます。

基本的に

  • Fマイナー・ペンタトニック・フレーズ
  • Fm と Cm と B♭m に共通して演奏できる A♭メジャーセブンス・フレーズ
    (キーやフレーズによるけれど)
  • B♭m ドリアン・フレーズ

を用いてアドリブを演奏してみました。

演奏動画の入りのフレーズには、オリジナルレコーディングのウィルトン・フェルダーのソロを引用しました。

streetlife

オリジナルレコーディングの超アイコニックなサックスソロも、上記のソロ内容で基本的には演奏されており、特に Cm の歌い方がシンプルかつ的確でニクかったです。超キャッチーな名演奏ですよね。

フルート用コンデンサーピンマイク

JTS というメーカーのフルート用コンデンサーマイクを買ってみました。

JTS CX-500F

JTS CX-500F2

JTS CX-500F

もともとフルートの良い帯域が上がっており、いらない帯域を上手にカットしてくれているので、めちゃくちゃ良かったです!

スピーカーから音を出してみると、今までボサついて困っていた成分(かといってカットすると不具合があった)がなくなり、ギターとの音被りも少なく、かなりストレスフリーで演奏できるようになりそうです。

スタジオワンで、サチュレーションのみで音がばっちり完成するほど、綺麗に録音できて嬉しかったです。

YouTube にアップしたところ、今までより音圧があるのに、どの音域も録り音の音量がバラつきすぎないため、ノーマライズがほとんどされず、今までの悩みが一気に解消されました。高いところだけピンと出っ張るのを抑えたり、低い音を出すために余分な成分を上げたりせずにすむのです。

今まで使っていたコンデンサーマイクより、調整なしでフルート本来の音が再現しやすい印象です。

コメントを残す


*