ホーム › フォーラム › 解説動画の内容に関するご質問 › C-040:フレーズを自然に自由に繋げる練習法
- このトピックには1件の返信、1人の参加者があり、最後にseminar.jazzsoundsにより1年、 8ヶ月前に更新されました。
- 投稿者投稿
- S.Kゲスト
GmC7を繋げる練習の中で、ツーファイブフレーズでFメジャーまで行ってしまってもよいものでしょうか?(例1のケース)
Fメジャーペンタトニックを演奏するのがありなら、ありかなとも思いますが、
何となくそこで一旦解決してしまい、繋がり感が薄くなるような気もします。そのように感じた場合、敢えてFメジャーに行くのを回避することを意識するのがよいのでしょうか
(例2のようにA音に着地するのを避ける)また、例のケースでC7に♭9を使用するのは問題ないでしょうか。
(特に例1はFメジャーへの解決感が強くなるように思います)よろしくお願いします。
Attachments:
- seminar.jazzsoundsキーマスター
ご質問を頂きましてありがとうございます。
以下、回答させていただきます。——————————————————————————————-
例1について:例1のように Gm7 上で、
ツーファイブ・フレーズを繋げた流れで自然にFメジャーセブンス・フレーズに行く分には、不自然ではありませんし、違和感はないと思います。
私もたまに指癖でそのように演奏していることがあります。(ただし、Gm7 | C7 が何度も続いている進行だからこそ自然に繋がっている、ということもあるので、
2小節間のツーファイブ進行上で同じことをやるのは、やめておいた方が良いです。)毎コーラスそれで押し通すのでなければ、例1のようなフレージングも大いにありだと思いますが、
たしかにFメジャーセブンスフレーズを演奏することで解決感が生まれ、落ち着いてしまうので、
それを避けるために例2のようなフレーズに繋げるのは非常に良いアイディアだと思います。基本的には例2のように演奏して、指癖で例1のように演奏してしまうのは問題なし、という考え方で私は演奏しています。
(例1も、言い方を変えればGドリアンの音使い、Gm7の 11th と 9thを用いた上手いフレージングとも捉えられますので、
これをアリにするかナシにするかは、好みの問題です。)——————————————————————————————-
C7b9について:Gm7 C7 は、Am7♭5 に偽終止していますので(Am7 はF△7の代理を務められるトニックコード、そのアレンジ版がAm7♭5)
C7b9 のテンションを途中に使用しても大丈夫です。
提示していただいたフレージングも格好良いと思います。——————————————————————————————-
Fメジャーペンタについて:メジャーペンタトニック・フレーズは「メジャーセブンスフレーズのような解決先のフレーズ」というよりかは
「キーを大きく捉えてファンキーに演奏するときのフレーズ」「そのキーをファンキーに表現してくれるフレーズ」というイメージです。
ダイアトニック・コードが続くときに効果的な手法です。なので、用法が少しメジャーセブンス・フレーズとは異なります。
メジャーセブンス・フレーズは基本的にメジャーセブンス・コード上で使うフレーズです。具体的にご紹介しますと、Fメジャーセブンスフレーズは、F△7で演奏できるフレーズです。
それに対し、Fメジャーペンタトニックフレーズは、
ブルースに出てくるF7、F△7、Fメジャーのダイアトニックコードが続くところ、で演奏できるフレーズです。
ややこしいですが、ちょっと違う用途&サウンドなんです。よろしくお願い致します。
- 投稿者投稿
最近のコメント