私はジャズボーカルの演奏を聴くのが大好きです。
普段聴く音源の半分はジャズボーカルかもしれません。
ボーカルを聴くと、一瞬で映画の中の主人公気分
何か「うたもの」を演奏するときは、
必ずボーカルの音源の中から「お気に入り」を見つけて聴くようにしています。
というよりも、ボーカルを聴いていて演奏したくなった曲を
自分が追いかけっこして演奏しているだけかもしれません。
ボーカルの方の演奏を聴くと「ここでブレスするのが歌詞を歌う上では正しいのか」と分かったり(管楽器の人は必ずしもボーカルと同じ場所でブレスをとる必要はありませんが)
こういう歌詞なのね、こういう時代だったのね、とその曲への思いが一層深くなったり。
あらゆる理由でボーカルを聴くことは、かなり大切だと思います。
ジャズスタンダードは、歌詞のある映画音楽が元になっていることも多いですから。
YouTube ではなるべく「どスタンダード」を演奏したいと思っていますが、
自分が心の底から歌いたい曲でないと嫌だな・・と思うので、
やはりボーカルを聴いて演奏したくなったものを選んでいます。
アンソニー・パーキンス
今回 Just Friends を演奏するときに憧れたのは、Anthony Perkins 。
このアルバムが最高にロマンチックで素敵でした。
アルフレッド・ヒッチコック監督のサイコで主演を務めている、あのアンソニー・パーキンスです。
彼のメロディの歌い方をコピーして、Just Friends を演奏してみました。
▽こちらの譜面は、上記の演奏動画から採譜した譜面動画です。
この動画では、アドリブ・ソロのフレーズの下にフレーズの字幕を入れています。
ご覧いただければ嬉しいです。
エルヴィス・プレスリーとの繋がり
ヒット曲 Moonlight Swim の演奏もアンソニー・パーキンスです。
のちに、プレスリーがブルーハワイという映画の中でカバーしています。
こちらもテーマの歌い方をコピーして、演奏してみました。
ちなみにアンソニー・パーキンスの息子はプレスリーにちなんで、名はエルヴィス、シンガーソングライターをされています。