3拍子の曲でアドリブするための「練習方法」を書いてゆこうと思います。
練習方法 2通り
3拍子でアドリブするための練習方法は、主に2通りあります。
- 手持ちのフレーズ(4拍子のもの)を、3拍子に使えるようにアレンジする
- 3拍子曲のアドリブ音源をコピーして、3拍子のフレーズを拝借する
私のオススメは1番の練習法です。
なぜかというと、3拍子の曲をやるために、3拍子のフレーズをイチから集めていると、
毎回それをやらなければアドリブできないということになり、
なかなか応用が効かなくなってしまうからです。
今まで集めたフレーズを全て3拍子用にアレンジすることができれば、
練習した分だけ、どんな曲にも対応できるようになってきます。
手持ちのフレーズを、3拍子に変える方法
ではどうやって手持ちのフレーズを、3拍子で使えるように変えるか、というと・・
手持ちのフレーズの
- 音を1拍分、削る
- 8分音符で演奏していた部分を、16分音符や3連符に変える
(つまり音価を縮める)(全てではなく、一部分でOK)
このようにして、3拍子に収まるようにする、というのが一般的な方法です。
「どこを削れば良いの?どこを半分の音価にすれば良いの?」
と疑問だらけだと思いますが、耳と相談したり、レジェンドの演奏音源を参考に、どうにか手探りでやってみると分かることが多いです。
ドミナントセブンス・フレーズを3拍子に変えるのは、簡単なので楽しいです。
ここから始めると、易しいので取り組みやすいかもしれません。
アカペラ、即興、脚打ちのみ、でトライしてみるのもオススメ
ワン!トゥ、スリー、ワン!トゥ、スリー
と3拍子を脚で鳴らしながら、
手持ちのフレーズを、アカペラかつ即興で、3拍子にはめる練習
もオススメです。
難しいですが、慣れてくると、字余り・字足らずが解消されてきます。
4拍子のフレーズが上手く3拍子に収まりきらず、次の小節に持ち越してしまっても、
不自然にならずに対処できるようになってきます。
ワン!トゥ、スリー、ワン!トゥ、スリーとしっかり足踏みしながら
とにかく手を止めずに、手持ちのフレーズをどうにか3拍子に変える作業を
「とりあえずやってみる」という姿勢が大切です。
コルトレーンの3拍子フレーズ
冒頭でもご紹介しました、こちらの演奏動画では、
- 手持ちのフレーズ(4拍子のもの)を、3拍子に使えるようにアレンジする
- 同曲のコルトレーンのアドリブ音源をコピーして、3拍子のフレーズを拝借する
の練習アプローチで、一曲を仕上げてみました。
練習方法をお伝えするアイディアを思いついたので、
近いうちに解説動画にしたいなと思います。