ジャズアドリブ演奏コラム

師と Ralph Lalama に倣う Detour Ahead

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渋谷菜々子-detourahead

Detour Ahead
この曲も、高校生の時分から大好きだった曲です。

私の師匠の岡淳先生の演奏する Detour Ahead に心奪われ、毎日何度も繰り返し聴きました。

研究対象を選曲するときは「演奏してみたい!!!」という気持ちがマックスに達したものだけを選ぶようにしていて、この曲もまさにその理由で選びました。

演奏してみたい!という気持ちは本当に大切で、そうでない心に響かない曲は、自分の中で目が滑ってしまい、学びが少なくなってしまうと感じます。

この曲は大好きなので、学びが多かろうと思い、チャレンジしました。

何度かチャレンジしているのですが・・

Detour Ahead
実は何年も前から何度もチャレンジしている曲なのですが、なにせ師匠の演奏に憧れているので、ただ師匠の演奏をなぞるだけになってしまうことが悩みでした。
(同じコードで同じフレーズを思いっきり使ってしまう、というように。)

そこで、30人くらいの Detour Ahead を聴き比べて、新たなお気に入りの Detour Ahead を見つけることに。

まず好きになったのは、私が想う Detour Ahead の世界観を体現している彼女の演奏です。

detourahead1

 

もう1つは、Ralph Lalama による演奏です。

detourahead2

 

ビバップばりばりの Detour Ahead

Ralph Lalama による Detour Ahead はビバップばりばりで、アーティキュレーションの完璧さも天下一品、一気に虜になってしまいました。

どうしてもこのアーティキュレーションを0.1mm でも自分のモノにしたく、完全コピーを目指して毎日練習しました。

私のアドリブ完成までのルーティン

自分のアドリブ演奏を完成させるときは、

  • 耳コピした完璧なソロから、大好きなフレーズをいくつか拝借し、ソロに用いる
  • 耳コピしたソロで行われているコード解釈を、自分の手持ちフレーズで再現できないか考える
  • 自分の手持ちのアイディアを結集させ、全部使ってみてから「引き算」する

という手順を用いて練習しています。

そうして完成したのが、こちらの演奏です。

譜面付き

Duo Version

Live Version

まだまだ演奏し足りない、という気持ちなので、また演奏します。

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