ジャズアドリブ演奏コラム

マイナー・キーが一貫しているときの遊び方 Flutie

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Flutie-thumbnail

フレディハバードの名盤から、Flutie

Dマイナーでひたすらに遊べるとても楽しい曲です。

美味しいペンタ・フレーズ

フレディハバードのアルバムでは
フルートの Yusef Lateef が「Dマイナー・ペンタトニック・フレーズ」から
ソロをスタートしています。

flutie

この音源での Yusef のソロは、美味しく、かつ分かりやすい

  • Dマイナー・ペンタトニック・フレーズ
  • Dドリアン・フレーズ
  • Dマイナートニック・フレーズ

が盛り沢山です。

この音源から、これらの基本フレーズをストックするのも非常にオススメです。

かなり美味しいフレーズだらけでしたので、私も耳コピする手が止まりませんでした。

無調性フレーズから、ソロをスタート

私は「無調性フレーズ」でソロを始めてみました。
(特定のキーを感じさせないフレーズのことです)

この曲のように「調性が一貫し、変化しない曲」を演奏するときの「導入部分」はとても重要なので、無難すぎるフレーズを選ばないように気をつけています。

Dマイナー・キーが一貫しているコード進行なので、私も

  • Dマイナー・ペンタトニック・フレーズ
  • Dドリアン・フレーズ
  • Dマイナートニック・フレーズ

の「美味しいもの」を惜しみなく表現できるよう、アドリブしてみました。

フレーズ集をお使いいただいている方は「あ、あのフレーズだ!」と
ピンとくるフレーズも多いかもしれません。

キーが一貫している曲は遊びやすい

この曲は Dマイナー・キーが一貫しているので、遊ぶのがとても楽しい曲です。

Dm( Ⅰm )と Gm( Ⅳm ) を行き来するシンプルな構成で、

もちろん Dm と Gm の間に
そこに向かう「ドミナントセブンス・コード」や「ツーファイブ進行」があるわけですが、

1曲通して、Dマイナー・キーから全く外れない「お手本のようなマイナー・キー曲」です。

適度に無調性パターンを挟みつつ、基本的にはインサイドで極限までフレーズを組み合わせて遊ぶと楽しいです。

▽無調性パターンの演奏法

アウトの方法 B-032

マイナー・コードが続くときは

  • マイナー・ペンタ・フレーズ
  • マイナートニック・フレーズ
  • ドリアン・フレーズ

を組み合わせて遊ぶことができます。

▽詳しくは以下の解説動画をご覧ください

マイナー・コードが2小節続く時のアドリブ法 B-001

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