2通りのアドリブ法を用いて、Armando’s Rhumba を演奏してみました。
自分が今できることを、ベストな状態で
チックコリアの名曲、アルマンドのルンバ、アドリブするのがとっても難しかったです。
ゲイリーバートンのソロのような縦横無尽さを手にいれるには、
まだまだ時間がかかりそうだと感じました。
こういう難しい曲を演奏するときは、
レジェンドの名演から新しいフレーズを一夜漬けで取り入れ、組み合わせても、
結局頭の中で音が鳴ってくれないので、良い結果を得にくいと感じます。
それよりも、
このコード進行上で「自分が今できること」をベストな状態で引き出すには・・?
と考えてアドリブする方が自分にとってはやりやすいと思っています。
2通りのアドリブ法
2通りの「自分が今できるアプローチ」を演奏してみました。
Armando’s Rhumba 最初の8小節間は、同じ4小節間の繰り返しで構成されています。
Ⅰ m = Cm から、D7 が G7 に解決し、G7 が Ⅰ m = Cm に解決するコード進行です。
- Ⅰ m = Cm では
Cマイナートニック・フレーズ/Cマイナー・ペンタ・フレーズを用いて
解決先のサウンドを表現 - D7 は G7 に解決し、G7 は Cm に解決するので、
それぞれ解決感のあるドミナントセブンス・フレーズを
というのが1つ目のアドリブ法です。
譜面画像の2段目に記載したように、
Ⅰ m = Cm から、Ⅰ m = Cm に戻ってくる
「Cマイナーから転調しない」綺麗なコード進行を活かして、
- 4小節間丸ごと、Cマイナー・ペンタ・フレーズ/Cマイナー・ペンタ・スケールパターンで
コード進行を大きく捉えて歌う
というのが2つ目のアドリブ法です。
この2つを組み合わせたり、どちらかに統一したりしながら
1曲演奏してみました。
後半の12小節間はさらに難しいので、
もう少し複雑な解釈を持って演奏していますが、前半は遊びやすい印象でした。
是非どちらのアプローチもお試しください。