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- seminar.jazzsoundsキーマスター
ジャズアドリブウェブセミナー 渋谷菜々子です。
ご質問を頂きまして誠にありがとうございます。
ご連絡が遅れまして申し訳ございません。
以下に回答させていただきました。—————————————————————————-
既に4曲進まれていること、トントン拍子で素晴らしいと思います。
私は、初期の段階ではAMB様くらい一生懸命練習し、
トントン拍子で次の曲に進まれた方が効果的だと思うからです。というのも、練習は早く一周してしまった方が良いんです。
二周目から分かってくることも多いからです。数ヶ月ぶり・数年ぶりに「以前トライした曲」に再挑戦すると、
やり方が分かるようになっていたりします。トントン進むのは難しいですがこの調子で頑張ってください。
難しいことにある程度全力で取り組んだら、
あまりにも出来ない部分は一旦様子見で、
トントン次の曲に進む方が、結果的に早く答えに辿り着きます。—————————————————————————-
AMB様の仰るように、好きな曲を選んで良いと思います。
新たに違う曲からリンク練習をスタートするのも、オススメです。今まで演奏されてきた、こちらの4曲は
・Autumn Leaves
・All Of Me
・I’ll Close My Eyes
・Stella By Starlight良い感じにキーがバラけているので、次に同じキーを選んでも、
別のキーを選んでも、どちらでも良いと思います。私ならば
今までトライしたのと同じキーの曲は、8割の完成度を目指す。
同時に他のキーの曲を選び、その練習に全力を注ぐ。もしくは
今までトライしたのと同じキーの曲は、負荷をかけてフレーズを増やす。
同時にトライする他のキーの曲では、
各々1つずつくらいフレーズを少なめに選び、習得する。もしくは
同じコード進行が出てくる曲で、選ぶ。
私なら、いずれかの練習法で、取り組むかなあと思いました。
ですが同時に2曲も大変なので、1曲ずつで良いと思います!—————————————————————————-
On a Clear Day
黒本だとGメジャー・キー、今までトライしていないキーなので、良いかもしれません。It Could Tappen To You は
前回お話ししました Ⅳm ♭Ⅶ7 のサブドミマイナーがBセクションに入っています。
↓共通した部分が多いので、こちらも参考にしていただけるかもしれません。もし All Of You を演奏されるのであれば、
次の解説動画をご覧いただきたいなと思います。
1小節目の Ⅳm にぴったりです↓MIsty
My Foolish Heart
とても良い選曲だと思います。
メロディフェイクをされるのであれば、
メロディとメロディの合間にマスターされた
ドミナントセブンスフレーズを入れてみても良いかもしれません。FブルースやCブルース、おすすめです。
まずはコピーからしてみると良いかもしれません。
市販の楽譜でも良いので、ジャズレジェンドのコピーをしてみると、
リズムやフレージングの勉強になります。—————————————————————————-
補足された3曲ですが
・Sophisticated Lady
・Prelude To A Kiss
・Darn That Dream
1小節に4つのコードの部分、それぞれ演奏法が異なります。また、今まで純粋に使ってきたフレーズを応用して演奏する形になるので、結構難しいです。
■裏コードの概念を用いて、ドミナントセブンス・フレーズを演奏する
■マイナー1小節のフレーズ(ドリアンフレーズ)を用いて演奏する
■単純にトライアドでコードトーンを演奏する
■裏コードの概念を用いて、マイナー・ツーファイブフレーズを演奏するというような、応用が必要な曲です。
ですが、トライするのは大いにありだと思います。よろしくお願い致します。
seminar.jazzsoundsキーマスターご質問を頂きましてありがとうございます。
以下、回答させていただきます。——————————————————————————————-
例1について:例1のように Gm7 上で、
ツーファイブ・フレーズを繋げた流れで自然にFメジャーセブンス・フレーズに行く分には、不自然ではありませんし、違和感はないと思います。
私もたまに指癖でそのように演奏していることがあります。(ただし、Gm7 | C7 が何度も続いている進行だからこそ自然に繋がっている、ということもあるので、
2小節間のツーファイブ進行上で同じことをやるのは、やめておいた方が良いです。)毎コーラスそれで押し通すのでなければ、例1のようなフレージングも大いにありだと思いますが、
たしかにFメジャーセブンスフレーズを演奏することで解決感が生まれ、落ち着いてしまうので、
それを避けるために例2のようなフレーズに繋げるのは非常に良いアイディアだと思います。基本的には例2のように演奏して、指癖で例1のように演奏してしまうのは問題なし、という考え方で私は演奏しています。
(例1も、言い方を変えればGドリアンの音使い、Gm7の 11th と 9thを用いた上手いフレージングとも捉えられますので、
これをアリにするかナシにするかは、好みの問題です。)——————————————————————————————-
C7b9について:Gm7 C7 は、Am7♭5 に偽終止していますので(Am7 はF△7の代理を務められるトニックコード、そのアレンジ版がAm7♭5)
C7b9 のテンションを途中に使用しても大丈夫です。
提示していただいたフレージングも格好良いと思います。——————————————————————————————-
Fメジャーペンタについて:メジャーペンタトニック・フレーズは「メジャーセブンスフレーズのような解決先のフレーズ」というよりかは
「キーを大きく捉えてファンキーに演奏するときのフレーズ」「そのキーをファンキーに表現してくれるフレーズ」というイメージです。
ダイアトニック・コードが続くときに効果的な手法です。なので、用法が少しメジャーセブンス・フレーズとは異なります。
メジャーセブンス・フレーズは基本的にメジャーセブンス・コード上で使うフレーズです。具体的にご紹介しますと、Fメジャーセブンスフレーズは、F△7で演奏できるフレーズです。
それに対し、Fメジャーペンタトニックフレーズは、
ブルースに出てくるF7、F△7、Fメジャーのダイアトニックコードが続くところ、で演奏できるフレーズです。
ややこしいですが、ちょっと違う用途&サウンドなんです。よろしくお願い致します。
seminar.jazzsoundsキーマスター課題曲を進まれたということ、おめでとうございます。
Autumn Leaves から All of Me 、とても良いリンク練習になると思いました。E7, A7 のフレーズを1つずつ用意し、
そのコードが出てくる度に毎回同じフレーズを演奏する
という練習方法、とても効果的だと思います。「もちろん前半はこのフレーズの方が良いかな」など考えることも重要ですが、
それは E7 や A7 というコードに慣れてからでも遅くありません。こだわってフレーズを選びすぎて、
時間ばかり経ってしまうと結構気持ちがしんどくなってくるので、初めのうちはフレーズを少なめに設定し、コードが出てくる度に使い回す
不自然でもOKです
↓
E7 や A7 に対して、恐怖心がなくなってきた・音づかいに慣れてきた!
↓
フレーズをさらに1つずつくらい増やしてみて、
「このフレーズが合いそう」と、気分でフレーズを選べるようにするという流れがオススメです。
【ポイント】
ただし、最初に覚える E7, A7 各々1個のフレーズは、
なるべく「自分が気に入ったフレーズ」にするのがポイントです。
せっかく時間・労力を使って覚えるフレーズなので、
なるべく「好き・楽しい」と感じるフレーズを選んでください。
この先長く使ってゆくフレーズになるかもしれないので、そこはこだわると楽しいです。【ポイント】
フレーズのストックが増えると、気分で選べるようになってきて、自然なフレージングになります。
フレーズとコードを一致させる段階は、チャッチャッと進めてしまうのが良いと思います。今の時点では、1曲に対して覚えるフレーズが少ないかもしれませんが、
曲数をどんどんこなしてゆくうちに、
いつの間にか厚いストックに変わっているはずだからです。私は最初の頃、新しいフレーズが一個でも曲中に出せたら「成功」ということにして、次の曲に進めていました。
新しいコード進行に出会うと、自分流のノウハウがどんどんたまるので、1個覚えたらどんどん次に進むのがコツです。————————————————————————————
「気に入ったドミナントセブンスフレーズを移調して別のコードで使う」
は、とってもおすすめです!
ドミナントセブンスフレーズは、移調して使ってゆくと、
サウンドがしっかり頭に入ってきて、
セブンス・コードの解決する感じをマスターできるからです。AMB様の練習方法はどれもばっちり、オススメな方法です。
よろしくお願いいたします。
seminar.jazzsoundsキーマスターウェブセミナーのご視聴ありがとうございます。
ご質問に回答させていただきます。「枯れ葉でツーファイブ・フレーズを演奏する練習」ですが、
この練習の目的は「コードとフレーズを一致させること/ツーファイブフレーズに親しむこと」です。AMB様はすでにこの段階をクリアされているので、
「連結をうまくする・自然なフレージングにする」には、次の段階の練習に移る必要があります。
次の段階の練習として、AMB様が提示されていた練習法は非常に良いと思います。↓そこで、まずこちらの動画をヒントにしていただけるかもしれません。
切り口が違うので分かりにくいかもしれませんが、私の中で、フレーズの連結にかなり役に立った考え方です。枯れ葉で「2小節の長さのツーファイブ・フレーズ」のみを用いてアドリブをとると、
どうしても取って付けたような感じになってしまうと思います。
このコード進行だと、どうしてもそれは仕方がないです。そこで、小節線を気にせずに、フレーズを組み合わせる練習を試してみてください。
2小節のツーファイブ進行だからといって
「2小節の長さのツーファイブ・フレーズだけを演奏しなければならない」という決まりはありません。
ここに固執すると、結構フレーズの連結が難しく感じてしまうと思います。ここからは手持ちのフレーズを自由に「切り取って、組み合わせて、演奏し始めるタイミングを変えて」
という実験を行う必要があります。
Cm7 | F7 の2小節間を「Cm7 F7 のサウンド」ということだけ守って演奏します。AMB様が提示されていた下記2つの練習法、とても良いと思います。
是非続けてください。♪B-026 ツーファイブ進行にドミナント7thフレーズ」を枯葉に当てはめて
F7とD7のところに既存のドミナント7thフレーズ、
その前後はコードトーン中心に曲が繋がる様に当てはめる♪ツーファイブフレーズの中からツーの
部分はカットして、ファイブ/着地のところだけ使うあとは、
♪ツーファイブフレーズの中からツーの部分だけ、ツーファイブ進行内で演奏する
(ツーファイブフレーズのツーの部分=ドリアンフレーズ)♪2小節のツーファイブ進行内で、1小節のツーファイブ・フレーズを演奏する
♪ペンタトニック・フレーズや、コンディミスケールパターン、
リディアンフラットセブンスフレーズなど、別の種類のフレーズと組み合わせるという方法がオススメです。
最初にオススメした動画(https://seminar.jazzsounds.net/ad-lib-method-when-the-same-two-five-progression-continues/)
のように、
フレーズをCm7 | F7 の2小節間の中で自由に組み合わせるんです。——————————————————————————————-
上記のアイディアを組み合わせて何コーラスもアドリブを行うのですが、
そこには「次のツーファイブ進行は、こう演奏したい」という意思がなくてはいけません。
以下の動画がオススメです。↓主体性を持ってアドリブできるようになる方法 C-026
「ドミナント7thフレーズの展開形」につきましては、こちらの動画をご覧いただければ幸いです。
私はドミナントセブンス・フレーズは、実際に4種類程度しかアドリブに用いていないのですが、
この展開形の考え方を用いて、すごくアドリブしやすくなったと感じています。ずいぶん前の記事ですが、こちらも参考にしていただけるかもしれません。
↓Autumn Leaves のアドリブ方法
https://jazzsounds.net/autumn-leavesよろしくお願いいたします。
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seminar.jazzsoundsキーマスタージャズアドリブウェブセミナー サブスクリプションをご活用いただきまして、誠にありがとうございます。
いただいたご質問に回答させていただきます。
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【GメジャーペンタとEマイナーペンタのスケールを使ってアドリブするということは音並びの違いを意識してアドリブするという事でしょうか。】スケールでアドリブするのではなく「既存のペンタトニック・フレーズ」を用いてアドリブをするうちに、
Gメジャーペンタ・フレーズとEマイナーペンタ・フレーズのサウンドの違いが分かるようになってゆきます。———————————————————————————————–
【Gメジャーペンタトニックのスケールは G / A / B / D / E で、並行調のEマイナーペンタトニックのスケールは、 E / G / A / B / Dで同じ音から構成されている →この理解で合っているか?】合っています。
ただし、Gメジャーペンタトニックの『フレーズ』は G / A / B / D / E にプラスして,
ブルーノートである B♭=♭3rd / D♭=♭5th / F=♭7th の音が用いられます。
どのブルーノートを用いるかは、フレーズによって異なります。平行調のEマイナーペンタトニックの『フレーズ』は E / G / A / B / D にプラスして
ブルーノートである B♭=♭5 の音が用いられます。Eマイナーペンタトニックに対するブルーノートには、D♭の音や、Fの音は、含まれていないので、
Gメジャーペンタトニックに対するブルーノートと、Eマイナーペンタトニックに対するブルーノートは、完全にかぶってはいません。しかしながら、1つのフレーズに全てのブルーノートが用いられるわけではないので、
どちらのペンタトニック・フレーズなのかブルーノートで見分けようとするのは難しいと思います。———————————————————————————————–
【メジャーペンタとマイナーペンタ 平行調 フレーズの見分け方その1】ペンタトニックのフレーズに含まれるブルーノートがどの音をターゲットにしているか?も、メジャーペンタとマイナーペンタの違いの1つです。どの音をブルーにさせているのか(♭させているのか?)が、平行調のどちらを演奏しているか判断する基準の1つだと思います。
ただしこの違いは、フレーズを実際に演奏してゆくうちに、耳で理解できるものだと思います。
一概に「こうだから、こう!」というわけではないのですが、サウンドには明確な違いがあり、説明が難しいです。たとえばGメジャーペンタフレーズに含まれる「B♭=♭3rd 」のブルーノートは「B=Major3rd」へ向かう(ターゲットにしている)ことが多いですが、
フレーズによっては、Major3rdの音は使わず、単純に3rdを♭させてブルージーにしているだけ」の場合もあるなど、ケースバイケースなので、一概には言えません。
一方、Eマイナーーペンタフレーズに含まれる「B♭=♭3rd 」は「B=Major5th」「A=11th」どちらもターゲットにしていることが多いです。また、B=Major5th を使わず、代わりに 5thを♭させてブルージーにしていることもあります。
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【メジャーペンタとマイナーペンタ 平行調 フレーズの見分け方その2】フレーズのどの音を「1度」としているか?で、平行調のメジャーペンタとマイナーペンタを見分けることができます。
既存のフレーズを演奏しているうちに「このフレーズはこの音が1度だなあ」というのがなんとなく分かってきます。
これは実際にフレーズを聴いて、演奏して、サウンドを体感してようやく理解できるものなので、まずはメジャー・マイナーそれぞれのフレーズを知ることが突破口となります。
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【メジャーペンタとマイナーペンタ 平行調 フレーズの見分け方その3】メジャーペンタのフレーズには、11thの音が入ることが多いです。
11thの音はメジャーペンタトニックスケールにも、それに対するブルーノートにも含まれません。しかし、11thを入れた方が アドリブに使いやすい=サウンドしやすい=自然 なので、
私は11thを加えたメジャーペンタのフレーズを多用しています。Gメジャーに対して 11th は C ですが、これは平行調のEマイナーペンタ・フレーズには含まれない音です。
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【ジャズアドリブフレーズ集 vol.2 ペンタトニック編 につきまして】現在発売されているジャズアドリブフレーズ集に入っているペンタトニックスケールはメジャー、マイナーのフレーズ感の異なるフレーズが掲載されているという理解で良いでしょうか?
→はい、メジャーとマイナーで、サウンドが異なるフレーズを掲載しています。
そのため、メジャーペンタとマイナーペンタの平行調同士でフレーズがかぶっている、ということはありません。メジャーペンタフレーズとマイナーペンタフレーズをそれぞれ演奏することで、
今回書かせていただいた
■どの音をブルーにしているか?
■ブルーノートのターゲットノートはどこか?
■フレーズのどの音が「1度」なのか?を簡単に体感いただけます。
両方のフレーズを実際に演奏すると、その違いが腑に落ちるかもしれません。
よろしくお願いいたします。
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